米国務長官「対中連合の形成を」 英国と協力確認

2020/7/22 4:51
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【ワシントン=中村亮】英国訪問中のポンペオ米国務長官は21日、中国による南シナ海の実効支配や知的財産権侵害を批判したうえで「この脅威を理解する連合体をつくっていきたい」と語った。同盟関係にある欧州諸国に対中政策での連携を促した発言だ。

21日、ポンペオ米国務長官(左)とラーブ英外相は両国の特別な関係を国内外にアピールした=ロイター

ラーブ英外相との共同記者会見で語った。ポンペオ氏は英国が中国の通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)製品を2027年までに排除したり、香港との犯罪人引き渡し条約を停止したりすることに触れて「この場を借りて称賛したい」と強調した。「きょうも米英の特別な関係を示すことができる」と語り、対中政策での協力を確認した。

ラーブ氏は「我々は協力したときの方が影響力が増す」と強調。「自由を守る国際システムの中で米国と協力していくことが英国の明確な方針だ」と述べた。米英自由貿易協定(FTA)の早期締結に向けて交渉を進めることも申し合わせた。ジョンソン首相もポンペオ氏と会談した。

ポンペオ氏は22日、デンマークを訪れる。ロシアや中国の活動が増える北極海や周辺海域の安全保障を議論し、北極圏に位置するデンマーク領グリーンランドとの関係強化を目指す。グリーンランドはレアアース(希土類)の豊富な産地でもあり、トランプ大統領は2019年8月に購入を画策。米国とデンマークの関係がぎくしゃくしたことがあった。

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