名工大と名古屋市消防、区ごとの熱中症発生を予測

2020/7/21 20:30
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名古屋工業大学と名古屋市消防局は、市内の区ごとの熱中症による救急搬送者数の予測技術を共同で開発する。市消防のビッグデータを名工大が解析し、区ごとの特徴や気象データを基に予測を導く。搬送される患者数は年々増加傾向で、市は区ごとの啓発や円滑な救急活動につなげる。

名古屋市内で過去6年に熱中症で救急搬送された患者計7000人の発生地や日時、年齢などを消防局が名工大に提供。名工大が気象情報や人工知能(AI)を用いて解析し、数式のモデルを作成した。天気予報などから将来の発生患者数を予想する試みだ。

市によると、区ごとに熱中症のリスクが高い高齢者の人口割合が違ううえ、オフィス街を抱える区は昼夜で人口が変わるため、区ごとの状況把握が重要だという。市は今後、こうした解析データを基に患者発生が増えそうな区に非常用救急車の配備を検討する。

解析を担う先端医用物理・情報工学研究センターの平田晃正教授は「将来的には地域ごとのイベント情報も考慮に入れた精度の高い予測を実現させる。事前啓発により患者発生を減らすことに寄与したい」と話す。

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