四国の鉱工業生産、5月7.7%低下 基調判断下げ
四国経済産業局が21日発表した2020年5月の鉱工業生産指数(速報、15年=100、季節調整値)は85.1だった。前月比7.7%の低下で2カ月連続の低下。全14業種のうち8業種で、比較可能な13年以降で最低の数値となった。
自動車関連部品が低迷した汎用・生産用機械工業のほか、建築工事の中断の影響を受けた窯業・土石製品工業などで生産指数が過去最低を更新した。四国経産局の土橋秀義局長は「(新型コロナの)マイナスの影響が出始めている」と述べ、基調判断は「低下している」と5カ月ぶりに下げた。
出荷指数は、前月比10.7%低下の82.6となった。低下は2カ月連続。業種別では全14業種のうち、非鉄金属工業など12業種が低下した。
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