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オッポ、5Gスマホで日本市場攻勢 周辺機器も投入へ

中国スマートフォン大手のOPPO(オッポ)は21日、日本での販売強化策を発表した。月内に次世代通信規格「5G」対応のスマホを日本で発売するのに加え、連携する周辺機器のスマートウオッチなども8月に投入する。中国通信機器最大手の華為技術(ファーウェイ)が米中貿易摩擦の影響で中国以外で伸び悩む間隙をぬって日本市場での販売を増やす。

「2年の営業活動の成果としてキャリア2社に採用された」。21日の発表会でオッポジャパンの河野謙三取締役はこう強調した。5G向けスマホ2機種はKDDIソフトバンクを通じて販売する。「日本市場でのオッポに関する認知があがってきていると自負している」と語った。

オッポの5G向けスマートフォンは通信キャリア大手の採用が決まった

同社は2018年に日本に参入して以来、SIMフリー市場や格安スマホ会社向けに販売してきた。オッポのスマホが日本のキャリア大手に採用されるのは初めてとなる。

8月上旬にはワイヤレスイヤホン、下旬にはスマートウオッチを発売する。健康管理機能を搭載し、体脂肪の燃焼状況を画面に表示したり短時間でできる運動を音声で案内したりできる。周辺機器の拡充で認知度を高め、スマホの販売増にもつなげる。

オッポは日本市場でファーウェイのシェアを奪う可能性がある。英調査会社のユーロモニターインターナショナルによると、ファーウェイは19年に日本で5%のシェアを持っていた。ただ、新製品は米国の規制で動画共有サイトのユーチューブなどのアプリが使えないため、キャリアは採用を見送っている。

オッポはタレントの指原莉乃さんを使ったCMなどで販売を強化する

米調査会社IDCによると、オッポは世界の市場シェアが8.3%のスマホメーカーだ。ファーウェイは17.5%と先行するが、米国政府の規制強化で半導体の調達にも逆風が吹く。そのため中国国内での攻勢を強めており、オッポは中国以外の市場開拓が必要になっている。

世界のスマホ市場は新型コロナの影響を受けて20年は前年比で約1割落ち込む見通しで、オッポも厳しい状況にある。米国がファーウェイなど中国ハイテク企業への圧力を鮮明にする中、オッポも半導体調達の米社依存を軽減しようと取り組む。中国外の市場での存在感を高めつつ、いかに経営リスクを減らしていくかが課題となっている。

(清水孝輔)

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