百貨店売上高6月は19%減 外出自粛の継続響く

2020/7/21 15:47
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日本百貨店協会(東京・中央)が21日まとめた6月の全国百貨店売上高は既存店ベースで前年同月比19.1%減となり、9カ月連続のマイナスだった。政府が緊急事態宣言を解除したことに伴い全店が全館営業を再開したが、都市部を中心に外出を控える動きが続いた。衣料品や雑貨が苦戦したが、食品が健闘する動きもみられた。7月は16日時点で25%減で推移しており、6月より落ち込みが大きい。

各社が店舗の営業を再開したことにより、5月(65.6%減)から大幅に改善した。既存店売上高が前年同月を下回るのは9カ月連続となる。

閉鎖した店舗の影響を調整する前の全体の総売上高は20%減の3829億円だった。営業再開後も、新型コロナウイルスの感染拡大で外出を控える動きが目立った。商品別では雑貨が28.4%減、衣料品が18.7%減と落ち込んだ。他方で食料品は11.9%減とマイナスが小さかった。

訪日客による免税売上高は90.5%減の26億8千万円で、5カ月連続のマイナスとなった。店舗の営業は再開したが、政府が中国や韓国などからの入国制限を続けたことが影響した。

7月に入って新型コロナの感染者数が再度増加したことに伴い、「先行き不透明感が強まってきた」(日本百貨店協会)。再び外出を控える動きが強まったほか、全国的に天候不順が続き、7月は1~16日の期間で「前年同期比で約25%減で推移している」(同)。夏のセールではネット通販を活用する動きも目立ち、消費者の変化に合わせた営業方法が広がっていきそうだ。

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