キヤノン、夜間撮影に強いCMOSセンサー

2020/7/21 13:52
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キヤノンは監視カメラなどで使うCMOS(相補性金属酸化膜半導体)センサーの新製品を開発したと発表した。小型ながら夜間で明暗差の大きい場所でもフルハイビジョンのカラー画像を得られるため、監視カメラのほか、水中ドローンや警備用のウエアラブルカメラ向けなどの需要を見込む。サンプル出荷を開始し、10月下旬に発売を予定する。

夜間で明暗差の大きい場所でもカラー撮影ができる

2019年4月に発表した明暗差に対応したCMOSセンサーに比べると夜間に強いセンサーで、0.08ルクスの暗い環境でも高感度を実現した。「ハイダイナミックレンジ駆動機能」と呼ぶ機能を搭載し、暗いところでは満月が出ている夜(0.3ルクス)より暗い場所、明るいところでは曇天時の屋外まで一度にカバーできる。

対応できる明暗差を示す数値は120デシベルで、夜間の港やビルの入り口など、肉眼では認識しづらい被写体も「白飛び」や「黒つぶれ」なく、カラーで撮影できる。

センサーの大きさは対角が9.03ミリメートルと小型で、一般的に赤外線カメラが使われる領域などでの利用も見込めるという。価格は非公開だが、特殊用途の35ミリメートルフルサイズの超高感度センサーなどと比べ、より小型で汎用的なCMOSセンサーに近い価格帯に抑えたという。(橋本剛志)

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