「GoToイート」食事券、8月下旬にも 江藤農相
江藤拓農相は21日の閣議後の記者会見で、外食需要喚起策「Go To イート」の事務局を同日から公募すると発表した。17日からの予定だったのを新型コロナウイルス感染者の再増加で延期していた。事業は早ければ8月下旬に始まる見込みだ。
キャンペーンで新型コロナの影響が深刻な外食産業を支援する。食事券を25%のプレミアム(上乗せ)付きで発行する。ウェブサイトで飲食店を予約した場合は次回使えるポイントを昼食で500円分、夕食で1000円分付与する。
江藤氏は食事券については「準備が整った地域から順次実施する」と述べた。早ければ8月下旬にも始まる自治体がある見通しだ。ポイント付与の開始時期は感染の再拡大を受けて慎重に見極める考えを示した。
「Go To」キャンペーンのうち旅行業支援の「トラベル」は東京発着を対象外とした。イートは「この地区について除外することはしない」という。
新型コロナ対策では、中小企業向けの持続化給付金で民間事務局が広告大手の電通に事業費の97%を再委託していたのが問題となった。農水省はイート事業の丸投げを防ぐため、食事券発行や飲食店予約サイトなどの分野ごとに分けて事業者を募集する。