聴取拒否「身の安全ない」 ゴーン被告、仏当局要請に

社会・くらし
2020/7/21 9:54
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【パリ=共同】中東レバノンに逃亡した日産自動車元会長、カルロス・ゴーン被告は、事情聴取を望むフランス捜査当局の出頭要請に今月応じなかった理由として、パスポートがなく、移動中の身の安全も保証されないとの「技術的障害」を挙げた。20日付のフランス紙パリジャンがインタビューを伝えた。

フランス当局は、日産と企業連合を組むルノーの会社資金が不正使用された疑惑に関し、今月13日に事情聴取したいとの意向を示したが、被告側は応じなかった。

ゴーン被告は「弁護士が捜査を担当する予審判事と事情聴取の条件について数週間前から協議している」と言及。日本の当局が国際手配したことを受けて、レバノンの司法当局が自身のパスポートを保管しているなどと説明した。

また「フランスを訪れるには他の国を通過しなければならず、無事に移動することを誰も保証できない」と主張し、予審判事がレバノンに来れば、聴取に応じる用意があると述べた。

18日付のルモンド紙は、被告側が当初、文書で当局の質問に回答することを受け入れたが、結局応じない方針に転じたと伝えている。

フランス当局は2月、被告の絡む疑惑の本格捜査を開始。ルノーから中東オマーンの販売代理店への不審な支払いなどに、会社資産乱用や背任の疑いがあるとしている。

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