山形で蓄養ヒラメ初出荷 時期ずらし高付加価値化

2020/7/20 20:17
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定置網漁の仁三郎(山形県鶴岡市)は20日、陸上で蓄養したヒラメを同市内で初出荷した。水揚げ量が多い5~6月に漁獲したヒラメを陸上の水槽で育て、水揚げ量が減る7~8月に出荷する県のプロジェクト。全国的に珍しい出荷時期の調整で庄内沿岸で捕れる魚の付加価値を高める。

陸上の水槽(奥)で約2カ月間育てたヒラメ(山形県鶴岡市の県栽培漁業センター)

ヒラメ(水槽の底)とアジを同じ水槽に入れ、身を太らせてから出荷する(山形県鶴岡市の県栽培漁業センター)

初夏に定置網で捕れるヒラメは漁獲量は多いが、産卵期で身が細く魚価は通常の半値以下になるという。そのヒラメを県栽培漁業センターの水槽に移し、定置網で一緒にかかるアジをエサに低コストで太らせ、夏の観光シーズンに出荷する。県は採算などを検証し、他の漁業者にも広げる。

今シーズンは試験事業として60尾を水槽に入れ42尾が出荷時期を迎えた。ヒラメは絞めた後の数日間、味の変化を楽しめるため、客の要望に合わせて出荷時期を調整できる利点もある。仁三郎の伊関領平船頭は「来シーズンからはブランド化したい」としている。

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