[社説]検察組織の信頼回復を急げ
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検察トップの稲田伸夫検事総長が退任し、後任に東京高検の林真琴検事長が就任した。政治との「距離」が問われ、統治や自浄能力に疑問符がつけられた検察組織をどう立て直し、国民の信頼を取り戻していくのか。新体制が果たすべき責務は大きい。
今年1月、政府はそれまでの法解釈を変更し、黒川弘務・元東京高検検事長の定年を延長した。さらにこの人事を正当化するかのように、内閣が必要と認めた検察幹部について定年を延長でき...
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