大戸屋、TOB反対を正式表明 コロワイド、敵対的買収に

2020/7/20 18:25
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定食店「大戸屋」を展開する大戸屋ホールディングス(HD)は20日、外食大手のコロワイドによるTOB(株式公開買い付け)に反対することを正式表明した。同日開いた臨時取締役会で決議した。窪田健一社長は「TOBは高圧的で、経営に著しい損害を生じる」と主張。コロワイドによるTOBは敵対的買収に発展し、両社の駆け引きがさらに激化しそうだ。

大戸屋HDの窪田健一社長はコロワイドのTOBへの反対意見を表明した(20日、東京都中央区)

都内で会見した窪田社長は「コロワイドによる子会社化に大戸屋の未来はない」と訴え、株主に対し、TOBに応じないよう呼びかけた。子会社になっても「(事業上の)シナジーは見込めない」とした。

一方、買収防衛策については「検討していない」とし、メニューや価格構成の変更などを定めた中期計画の実現で成長を目指すとした。友好的な買い手となるホワイトナイト(白馬の騎士)については明言を避けた。

コロワイドは大戸屋HDの筆頭株主で同社株式を約19%握る。6月に開かれた大戸屋HDの株主総会で経営陣の刷新を求める株主提案をしたが否決された。その後、7月10日からTOBを実施し、最大71億円を投じて保有比率を51%まで引き上げるとしている。

17日には大戸屋HDの従業員有志がTOBへの反対意見を表明していた。今回の経営陣による反対意見の表明で、経営陣・従業員双方の意見が一致していることをアピールする狙いがある。

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