PS5コントローラー初デモ、触覚と音で感覚再現

2020/7/20 13:45
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PS5用コントローラー「デュアルセンス」(「Summer Game Fest」のデモ動画をキャプチャーしたもの)

PS5用コントローラー「デュアルセンス」(「Summer Game Fest」のデモ動画をキャプチャーしたもの)

日経クロステック

オンラインで開催中のゲーム関連イベント「Summer Game Fest」において、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が2020年の年末商戦に発売する新しいゲーム機「プレイステーション(PS)5」用コントローラーのハンズオンデモが実施された。その様子を収めた動画を17日(現地時間)に公開した。PS5用コントローラーのハンズオンデモを公開するのは今回が初めてである。ウリはリアルな触覚フィードバック機能だが、それにとどまらず内蔵するスピーカーやマイクの利用法も見えてきた。加えて大きさも判明した。

PS5のコントローラーの名称は「DualSense(デュアルセンス)」である。初代PSから振動機能を搭載したコントローラーに「DUALSHOCK(デュアルショック)」という名称を付けていた。現行機のPS4のコントローラーは、「デュアルショック 4」である。PS5で名称を一新したことから分かるように、これまでのPS用コントローラーとは一線を画す。

PS4のデュアルショック 4にもフィードバック機能が搭載されているものの、振動をベースにしておりフィードバックの表現には限りがある。PS5では、より多彩でリアルな触覚フィードバックを提示できるのが特徴だ。

触覚フィードバック機能は大きく2つある。1つは「ハプティックフィードバック」。ゲーム内のアクションにおける物理的な反応を表現する役割を担う。例えば、車が泥道を走るときの、重いずしりとした感触などが表現できるとする。

もう1つが「アダプティブトリガー」で、デュアルセンスの上部にある「L2」ボタンと「R2」ボタンに採用した。ゲーム内のインタラクション(相互作用)における力加減や緊張感といった感覚を提示する役割を担う。例えばプレーヤーは、弓を引き絞るときのような緊張感のある動作を実感できる。

■砂や氷の感覚を提示

公開されたデモには、ゲーム関連のイベントなどを手掛ける業界で著名なジェフ・キーリー氏が登場。実際にPS5用コントローラーを利用してゲームをプレーしつつ、その感想を述べた。デモを始める前に、PS4用とPS5用のコントローラーの大きさを比較した。具体的な数値は不明だが、PS5用の方が一回りほど大きいようだ。キーリー氏は、PS4用に比べてやや重く感じるが問題ないとした。

左がPS4用コントローラーで、右がPS5用。中央の男性はキーリー氏(出典:「Summer Game Fest」のデモ動画をキャプチャーしたもの)

左がPS4用コントローラーで、右がPS5用。中央の男性はキーリー氏(出典:「Summer Game Fest」のデモ動画をキャプチャーしたもの)

PS5でプレイしたのは、本体に同梱される予定のアクションゲーム「アストロプレイルーム」である。あらかじめインストールされているもので、PS5のコントローラー機能をユーザーに紹介する役割も担っている。

「アストロプレイルーム」をプレイ(出典:「Summer Game Fest」のデモ動画をキャプチャーしたもの)

「アストロプレイルーム」をプレイ(出典:「Summer Game Fest」のデモ動画をキャプチャーしたもの)

キーリー氏によれば、ゲーム内の砂浜や氷雪を移動する際、それに関連する感覚が得られたという。内蔵スピーカーはPS4用コントローラーのものよりも多彩な音を再生可能で、提示される触覚と連動する。例えば、操作するキャラクターが砂浜の上を歩くと、それに応じた触覚のほか「じゃり」という音がコントローラー内のスピーカーから鳴る。PS5で新たに搭載する3次元オーディオ機能「テンペスト」で再生される音と、コントローラーから再生される音の調和がユニークだとした。

このほかコントローラーのマイクを利用してみせた。ゲーム内に風車のようなファンが登場すると、マイクに息を吹きかけてそのファンを回していた。

アダプティブトリガーに関する感想も寄せた。例えば、操作するキャラクターがばね付きのコスチューム(「フロッグスーツ」)に着替えた後、そのバネを利用して移動する際にアダプティブトリガーを利用。その際、同トリガーを通じてテンションを感じられるという。キーリー氏は、「今までのコントローラーでは得られなかった感覚」と評した。

(日経BPシリコンバレー支局 根津禎)

[日経クロステック 2020年7月18日掲載]

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