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グローバル債券型、QUICKファンドスコアで比較

2020/7/28 12:00
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長期投資にふさわしいかどうかの視点から個別の投資信託をランク付けした「QUICKファンドスコア」。QUICK資産運用研究所が算出し、日本経済新聞電子版などで公開している。先進国と新興国を含む世界の債券で運用する「グローバル債券型」(QUICK独自の分類)のうち、純資産総額(残高)が大きい投信のスコアを比べてみた。

QUICKファンドスコアは、各投信を(1)リスクの適正さ(2)運用成績の安定度(3)下げ相場での抵抗力(4)リターンに見合ったコスト(5)分配金の健全度――の5項目でそれぞれ評価し、10段階で点数化した「総合スコア」を算出。点数が高いほど、分類が同じ投信の中で相対的に長期保有に向いていることを示している。

長期保有するのは運用実績が長い投信の中から選ぶのが望ましいという考えに基づいて、設定からの経過年数が長いファンドほど評価を高くしている。スコアの付与対象は、設定後3年以上(インデックス型は設定後10年以上)が経過した投信。

スコアが付いた「グローバル債券型」の残高上位10本を見ると、6月末時点のスコアは4~10と評価がばらついた(図表1)。リターンがマイナスでもスコアが高いケースがあるのは、運用成績だけに着目するのでなく、長期投資に向くかどうかの観点から多角的に評価するファンドスコアならではだ。

具体的に個別の総合スコアを見てみると、残高1位の「野村テンプルトン・トータル・リターン Dコース」は5だった(図表2)。同ファンドは新興国を含む世界各国の国債などに投資する毎月分配型。スコア算出の基となる5項目のうち、「下値抵抗力」が高評価だった一方、「コスト」と「分配金健全度」は上位10本中最低で、総合スコアを押し下げた。

残高3位の「日興五大陸債券ファンド(毎月分配型)」の総合スコアは最高評価の10。5項目のうち、「リターン」、「下値抵抗力」、「コスト」、「分配金健全度」の4項目が上位10本中最も高い評価だった。

残高4位の「野村グローバル・ハイ・イールド債券投信(資源国通貨コース)毎月分配型」は、総合スコアが4と上位10本中最低だった。世界の低格付け債(ハイイールド債)に投資し、ブラジル、オーストラリア、南アフリカといった資源国の通貨を対象とした為替取引で利益の上乗せを目指すファンドだが、5項目とも評価は低水準だった。

(QUICK資産運用研究所 西本ゆき)

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