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インターステラ、小型ロケット打ち上げ不発で延期

ロケット開発スタートアップのインターステラテクノロジズ(IST、北海道大樹町)は19日、観測ロケット「MOMO(モモ)」7号機を打ち上げようとしたが、射場から発射させることができなかった。打ち上げ直前にエンジンの点火器の一部で着火が遅れ、制御システムが自動停止した。ISTは7月中も視野に再打ち上げを目指す。

モモ7号機打ち上げ準備の様子(提供:インターステラテクノロジズ)

同社によると、19日午後4時5分に発射する予定だったが、打ち上げの0.2秒前にエンジンに2つある点火器のうち1つで着火が遅れ、点火器内の温度が基準を下回った。十分な温度上昇が確認できなかったため、メインエンジンの着火前に制御システムがプログラムに基づき自動で緊急停止したという。

モモ7号機は生花の通信販売を手掛ける花キューピット(東京・品川)のバラの花や高知工科大学の観測装置などを載せていた。ISTは同日中の再打ち上げを断念した。

打ち上げ後の記者会見で稲川貴大社長は、点火器の着火の遅れについて原因は精査中と説明したうえで、「次回に向けて部品の交換など対策や原因究明を早急にし、できれば7月中に再挑戦したい」と話した。ISTは6月14日にもモモ5号機を打ち上げたが、打ち上げ後に機体の姿勢を制御できず手動で緊急停止し、失敗していた。同社は原因をエンジンの部品「ノズル」の破損と分析し、部品の検査を重ねて臨んだ。

ISTは2019年5月に国内で初めて民間単独で開発したロケットを高度100キロメートルの宇宙空間に届けており、2度目の成功を目指している。今回は新型コロナウイルスの感染防止のため、打ち上げ会場の立ち入りを制限し、観客席も設けなかった。打ち上げの様子はライブ配信した。

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