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ザンビアの若者助けたい 留学の医師、イモリも研究

三重大医学部付属病院(津市)に大学院生として留学しているアフリカ南部ザンビア出身の形成外科医、バンダ・チヘナさん(32)は「日本で研究して医療の経験を積み、母国の若い世代を助けたい」と意気込む。母国の子どもたちの傷痕や神経の治療に役立てようと、高い再生能力を持つイモリに注目、訓練の傍らで研究も続ける。

 

高校卒業後、「やりがいのある仕事がしたい」と医師を志した。2006年に医学校に入学し、博士号を取得。15年から小児病院で働き、重いやけどなど形成手術が必要な傷痕がある多くの子どもを受け持った。

だが、ザンビアでは医療機関が不足し、資格を持った医師や看護師もほとんどおらず、手術の訓練を十分に受けられないと感じた。友人の紹介で知り合った日本の形成外科医に連絡を取り、18年に大学院生として三重大の研究室に招かれた。

三重大では、がん治療の後に残るリンパ浮腫やケロイドなどの治療、手術に奔走。並行して研究しているイモリは、研究室に来た初日に出合った。けがをしても目に見える傷痕を残さず、目をくりぬいて元に戻したり心臓の半分を取り除いたりしても、百パーセント元通りに復元する。「アフリカにはいない、特別でエキサイティングな生き物」と驚き、不思議さに魅せられた。

すぐに数匹を注文して研究に乗り出した。現在は約50匹を飼育し、体内で起こる再生メカニズムを解明しようと、神経科学者や顕微鏡の専門家らと解剖や観察を続ける。

帰国したら「治療したり、医療訓練をしたりして、次の世代の子どもたちを助けたい」とバンダさん。「彼らはやがて国のためになることをしてくれるだろうから」〔共同〕

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