[FT]米国の医師がコロナ感染者をうつ伏せにする理由
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米南部のテキサス大学サンアントニオ校付属病院。低酸素症の症状を示す新型コロナウイルス感染者が運ばれてくると、すぐにベッドでくるりとうつ伏せに寝かされる。
「プローニング(腹臥位の姿勢を取ること)」と呼ばれる補助療法で、患者の生存率を高める効果があると同病院救急診療部のオワイス・ドゥラーニ医師(内科研修医)は説明する。「奇跡を起こす方法」だという。
米国で新型コロナ感染の急拡大が始まった3月、入院患...
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