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無症状者への唾液検査可能に 空港検疫など効率化

成田空港の検疫所で入国者にPCR検査の検体容器を手渡す職員(6月)

厚生労働省は17日、新型コロナウイルスのPCR検査を巡り、無症状の人でも唾液を使って検査できるようにすると発表した。鼻の奥の粘液よりも簡単に採取できるため、空港検疫や濃厚接触者らへの集団検査が効率的に行えるようになる。

抗原検査は専用の機器を使う場合は同様に認めるが、使い捨ての簡易キットは対象外。従来、唾液を使った検査は発症から9日以内の人に限定されていた。厚労省研究班が無症状者の鼻の粘液と唾液の両方を使って比較し、唾液でも同等の精度が得られると判断した。

加藤勝信厚労相は17日の閣議後の記者会見で「検査能力の体制拡充に資する。検疫などで活用していきたい」と述べた。

鼻の粘液の採取では、くしゃみなどで飛沫がかかるリスクがあり、医療従事者は厳重な感染防護具の着用が必要だった。唾液は容器に自己採取できるため、空港検疫などで多くの人を対象に検査できるようになる。

政府は経済活動の再開に向けてビジネス目的の往来に対する制限を緩和していく方針で、空港などでの検査能力の拡充が課題となっていた。

PCRの検査能力は約3万8000件で、1日の検査実施数は1万件を超える。「夜の繁華街」の店員らに対する集団検査などは無症状者が大半。唾液による検査ができるようになることで、保健所などが集団検査しやすくなる。

無症状者への検査は、濃厚接触者やクラスター(感染者集団)が発生した施設の店員らに行う場合は公費負担だが、企業が従業員に行う場合などは原則、自己負担。

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