中国国営テレビ、バーガーキングなど批判 米けん制か

中国・台湾
アジアBiz
2020/7/16 23:30
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【上海=松田直樹】中国国営中央テレビ(CCTV)は16日夜、企業のサービスや製品の品質の問題点を指摘する特別番組「3.15晩会」を放送した。米バーガーキングの商品や米ゼネラル・モーターズ(GM)の中国合弁会社が生産する一部の自動車に問題があると批判した。米中対立が激化するなか、米国側をけん制する狙いもあるとみられる。

以前は「外資たたきショー」の色合いが濃かった(中国国営中央テレビより)

「3.15晩会」は毎年3月15日の「世界消費者権利デー」に合わせて放送されている。今年は新型コロナウイルスの影響で延期していた。

今回の放送では中国のバーガーキングで、店舗従業員が期限の切れたハンバーガーの鶏肉やパンを再び材料として使用している様子を放送した。また、GMと上海汽車集団の合弁会社が生産する「宝駿」ブランドの車両に搭載されている変速機に問題があり、運転中に突然失速する不具合が起きたと批判した。

同番組は消費者保護を掲げて1991年に放送を開始した。潜入取材や隠し撮りをもとに悪質企業を徹底的に暴く内容が人気を集めてきた。政治的な思惑も強く、外交関係の悪化している国の企業に対する「外資たたき」の色合いも濃かった。

ただ、17年に誤報ともいえる内容を放送。視聴者から批判的な意見が集まり、18年からは行き過ぎた取材手法などを改め、外資たたきの要素も薄まっていた。

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