ユニリーバ・ジャパン、副業人材を公募
ユニリーバ・ジャパンは16日、副業人材の公募を17日に始めると発表した。マーケティングや人事などプロジェクトごとに幅広い人材を募集する。新型コロナウイルスの感染拡大でリモートワークが普及し、副業への関心が高まっている。今後も企業が副業人材を募集する動きが広がりそうだ。

新商品の開発や新たな人事制度の導入など、プロジェクトごとに募集する。契約期間は3カ月~1年。年内に10~30人の採用を想定し、給料は仕事内容などに応じて個別に決める。勤務時間は週2~10時間を目安とする。選考から実際の業務まで原則オンラインですます。地方や海外に居住する人も応募が可能だ。
所属する企業が副業を認めている個人のほか、定年や育児などで退職した人も対象とする。企業や大学とも提携し、新型コロナの影響で仕事が減った従業員や、インターンシップに参加できない学生などの採用も見込む。
新型コロナにより、副業への関心は高まっている。副業や転職人材の採用に使えるSNSを手掛けるYOUTRUST(ユートラスト、東京・品川)によると、在宅勤務による通勤時間の減少で副業がしやすくなったと考える人は4割に上る。
すでにライオンやZホールディングス傘下のヤフーが副業人材の募集を始めており、今後も働き方の多様化が進みそうだ。