GMO、不動産業のDXを支援
GMOインターネット傘下のGMOテックは、不動産管理の支援サービスを始めると発表した。賃貸物件のオーナー向けに、電子契約や収支管理のシステムを提供。GMOグループ各社のサービスと合わせて、不動産管理のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援する。
29日にGMO ReTech(リテック)を設立する。「GMO賃貸DX」のブランドで今後サービスを開発する。まずは不動産オーナー向けに、入居者情報や収支報告書を管理し、賃貸借を電子契約で結べるソフトを年末をメドに提供する。入居者向けのお知らせや家賃振替口座を管理するソフトも開発。全てクラウド上で管理するSaaS(サース)形式で提供する。
不動産業界では対面での取引が必要なケースが多いが、契約前の重要事項の説明が一部オンラインで可能になるなど、規制緩和と並行してIT(情報技術)の活用が進んでいる。GMOは電子契約や金融機関などグループ各社のサービスを合わせて、不動産のDXを支援する。GMOテックはウェブサイトなどネット上での集客サービスを提供している。