7500万円賠償命じる 東京・調布の小型機墜落

2020/7/16 16:45 (2020/7/16 19:02更新)
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2015年、東京都調布市の自宅に小型機が墜落し、長女の鈴木希望さん(当時34)を亡くした母の宏子さん(64)が、都や機体の管理会社「日本エアロテック」などに約9500万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は16日、会社側に約7500万円の支払いを命じた。都への請求は棄却した。

加本牧子裁判長は、機体が上昇中に失速したとする運輸安全委員会の事故調査報告書を踏まえ「エアロ社には、運航管理担当者を置かず、安全のために必要な情報を機長に提供しなかった責任がある」と判断した。

宏子さんは、禁じられた遊覧飛行が常態化しており、都は事故機に飛行場の使用を許可した責任があると訴えたが、判決は「届け出制で許可は不要だった。都の対応が不合理だったとは言えない」として退けた。

判決後、宏子さんは「飛行場の設置管理者である都に事故を防ぐ権限がなく、賠償責任もないのであれば、また事故が起きてしまう」とのコメントを公表した。都は「引き続き安全対策に尽力する」としている。

判決によると、15年7月26日午前、調布飛行場を離陸直後のプロペラ機が鈴木さん宅に墜落し、機長と同乗の男性、希望さんの計3人が死亡した。宏子さんもけがをした。〔共同〕

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