/

estie AIでオフィス賃料推定、サービス拡充

不動産テックのestie(エスティ、東京・文京)はオフィスビルの新規成約賃料を人工知能(AI)で推定するサービスを拡充する。不動産企業などから得るデータを増やし、分析対象を都心5区から全国に広げる。ビルごとに5年後までの平均月間賃料を予測する機能も今夏をメドに加える。

エスティが提供する「estie pro」はテナント募集情報や推定成約賃料を表示する

月額課金のサービス「estie pro(エスティプロ)」を拡充する。従来はインターネット上の公開情報などを基に、オフィスビルの賃料データを集めていた。今回、不動産デベロッパーや仲介会社など50社以上が個別に持つ情報をエスティのデータベースに加えた。

同社が賃料情報を持つ物件数は、延べ1万2千件から24万件に増えた。これにより成約賃料を推定する対象が全国に広がり、過去の賃料推移から将来の賃料を予測できるようになるという。エスティは近隣オフィスビルの賃料や空き状況などを基に、新規に成約する可能性の高い賃料をAIで推定して表示する。

ゼンリングループとの連携も始めた。東京都心のオフィスビルに入る20万の事業所について、ビルのどこに入居しているかの情報をゼンリングループが提供し、エスティプロで確認できるようにした。

エスティが提供する推定賃料や入居者情報は、不動産投資ファンドやオフィスビルの所有者が賃料を調整したり、仲介会社が営業を効率化したりといった用途で使われている。三菱地所出身の平井瑛社長は「新型コロナで不動産市況が変動する中、データの需要はさらに高まる」と話す。実際、エスティプロの7月の売上高は3月の9倍だったという。

エスティはグロービス・キャピタル・パートナーズ(東京・千代田)と東京大学エッジキャピタル(東京・文京)から2億5000万円を調達した。資金はエスティプロなどの機能開発や人材採用に充てる。現在7人のエンジニアを2021年末に2倍に増やす。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

関連企業・業界

企業:

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン