あおり厳罰化後初適用 警視庁、容疑の男を書類送検

社会・くらし
2020/7/16 11:00 (2020/7/16 11:25更新)
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前方の車をクラクションを鳴らしながら約700メートル追走したなどとして、警視庁は16日、東京都江戸川区の会社員の男(42)を道路交通法違反(妨害運転)容疑で書類送検した。妨害運転の条項はあおり運転の厳罰化に向け6月30日施行の改正道交法に盛り込まれた。警察庁によると、適用は全国で初めて。

 あおり運転で書類送検された男が乗っていた車(16日、警視庁葛西署)=共同

書類送検容疑は改正法施行当日の6月30日午後5時半ごろ、江戸川区で普通乗用車を運転中、前方の車の通行を妨害する目的で車間距離を詰めたうえ、約700メートルにわたりクラクションを鳴らしながら追走。交差点を右折時に前に割り込んで停車した疑い。

同庁によると、男は容疑を認め「(あおり運転が)法改正で厳罰化されるのは分かっていたが、今日がその日とは思わなかった」と供述している。

あおり運転は、2017年6月に神奈川県の東名高速で無理やり停止させられた車の夫婦がトラックの追突で死亡した事故を契機に社会問題となった。当時の道交法にはあおり運転行為を取り締まる条項がなかったため、「妨害運転」と定義して罰則を設けた改正道交法が6月30日に施行された。

妨害運転は他の車の通行を妨げる目的での▽逆走▽急ブレーキ▽車間距離不保持など10行為を対象としている。

罰則は3年以下の懲役または50万円以下の罰金。高速道路上で相手を停車させるなど「著しい危険」を生じさせた場合は5年以下の懲役または100万円以下の罰金に加重される。免許は即取り消しで、最長で3年間再取得できない。

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