Zoom、在宅用のビデオ会議端末 日本でも2020年内投入

2020/7/16 5:53
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ズームは家でのビデオ会議に特化した端末(写真左)を8月に発売する=同社提供

ズームは家でのビデオ会議に特化した端末(写真左)を8月に発売する=同社提供

【シリコンバレー=佐藤浩実】ビデオ会議サービス「Zoom」を手掛ける米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズは15日、家庭で使うビデオ会議用端末の販売に乗り出すと発表した。まず協業先と開発した27インチのカメラ付きモニターを8月に米国で発売する。新型コロナウイルスの影響で在宅勤務が長期化しており、専用端末の需要を見込めると判断した。

映像機器などを扱う米DTENと組み、ビデオ会議での利用を主眼とする端末を設計した。第1弾はタッチパネル式の27インチモニターで、マイクと3つのカメラを内蔵する。一般的なパソコンを使うよりも「会議への没入感と生産性を高められる」(ズーム)としている。

米国での販売価格は599ドル(約6万4千円)で、2020年末までには日本でも発売する。ズームは企業向けには従来も協業先のビデオ会議端末を販売してきたが、家庭用の機器を扱うのは初めて。「ズーム・フォー・ホーム」と名付けて、今後も在宅勤務や遠隔学習用の機器の品ぞろえを広げるという。

ズームが家でのビデオ会議に特化した端末を販売するのは、コロナ対策で始まった在宅勤務が長期化しているからだ。北米のIT(情報技術)企業ではすでに約50社が、コロナ収束後も従業員が望む場合にずっと在宅で働くことを認める方針を示している。家での仕事環境を整える動きが広がるとみる。

もっとも、市販のパソコンやタブレットでもビデオ会議には問題なく参加できる。米フェイスブックなどのIT(情報技術)大手もビデオ通話に使える安価な端末を手掛けている。ビデオ会議向けに最適化した端末の需要がどこまであるかは未知数で、15日の米市場でズームの株価は小幅に下げて引けた。

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