日鉄興和不動産、在宅勤務に対応 収納場所を小部屋に

2020/7/15 17:54
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日鉄興和不動産は従来の間取りに加えて2~3畳の小さな部屋「モアトリエ」を導入した分譲マンションを、新たに首都圏の3物件に拡大する。在宅勤務の広がりを受け、生活音を気にすることなく仕事に集中できるスペースへの需要の高まりに応えた。首都圏の分譲マンションで、狭いスペースを有効活用したい消費者の需要を取り込む狙いだ。

小部屋「モアトリエ」はもともとは収納スペースとして開発された

首都圏の5つの販売中物件には既に導入済み。三鷹の杜ザ・ハウス(東京・三鷹)は即入居でき、その他は2020年9月下旬から順次入居できる。

今回新たに調布ザ・ハウス(同・調布)など3つの販売予定物件に導入する。入居は21年2月~22年2月頃に始める。在宅勤務の広がりとともに、小さなスペースを有効活用したい需要が増えるとみて導入を順次拡大する。

「モアトリエ」を採用した、広さ60~70平方メートル後半の家族向け物件の価格帯は、3千万円台半ば~5千万円台半ば。30~40平方メートルの単身向けマンションでの導入も進めているという。

「モアトリエ」は2012年に同社が開発した2~3畳の小さなスペース。開発当初は収納スペースとしての需要が多かったという。

在宅勤務が広がったことで、需要が変化した。オンライン会議の音声や、家族の生活音を気にせず集中して作業するスペースを求める需要が増加。「モアトリエ」を見ようとモデルルームを訪れる人も増えているという。

首都圏では狭いスペースの有効活用がより重要になると分析する。不動産経済研究所によると、2019年上半期の首都圏の分譲マンション平均価格が約6100万円と15年通年比で10%増えたのに対し、平均専有面積は約68平方メートルと15年通年比で5%縮小した。狭いスペースの有効活用のため「モアトリエ」の導入を拡大する。

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