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クラスター発生の劇場は「ガイドライン順守せず」

小劇場協議会が発表

集団感染が起きた「新宿シアターモリエール」(東京都新宿区)

シアターモリエール(東京・新宿)で上演された舞台で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した問題で、同劇場が加盟する小劇場協議会は感染症対策のガイドラインを、同劇場には「徹底・順守していただけなかった」と発表した。

同協議会はコロナ禍を機に誕生した。「本多劇場グループ」など、31劇場が加盟し、大劇場以上に「3密」が起きやすい小劇場が安全に公演を続けるすべなどについて情報交換してきた。協議会独自のガイドラインも作成しており、マスク着用や消毒、観客同士の間隔を空けるといった基本はもちろん「ケータリングや炊き出しをやめる」「ドアを閉め切る時間を最低限に」など、小劇場独自の「やるべきこと」を細かく決めている。

今回、シアターモリエールに対する調査の中で、一部が守られていなかったことが判明したという。これを受けて同協議会は、加盟劇場のガイドラインの実施状況の確認などを行うとしている。

国内の演劇公演は、7月から本格的に再開した。その出ばなをくじくような出来事に、関係者は頭を抱えている。歌舞伎俳優の尾上松緑はブログで「観(み)に来て下さる大切なお客さんを危険に晒(さら)す様な真似(まね)をしてどうする」「こんな奴等は(中略)素人の集まり」などと主催者らに対し、怒りの声をあげた。

演劇界が何より案ずるのは「収容率の緩和」への影響だろう。6月末に西村康稔経済財政・再生相が、イベントの収容率を8月以降に現状(50%以内)より緩和する考えを示していた。今回の集団感染や全国的な感染者の増加傾向によって、緩和が遅れる可能性もある。

(瀬崎久見子)

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