とめどなく反復するメロディー、快楽呼び覚ます魔力
現代音楽の誘惑(3) 白石美雪(音楽学者)

2020/7/18 2:00
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日本経済新聞 電子版
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32枚のキャンバスからなる有名な「キャンベルスープの缶」は、アンディ・ウォーホルの代名詞というべき作品だ。既存の商業デザインからポップアートへの転用という大胆な手法や、複製による匿名性が語られてきたが、何より同一パターンの繰り返しが眼をひく。すなわち、反復である。

素材の世俗性を度外視すれば、こうした反復は数年後のミニマル・アートにも共通する。フランク・ステラの「ブラック」、ドナルド・ジャッド…

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