シンガポールとマレーシア、ビジネス往来8月に再開

東南アジア
2020/7/14 21:44
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【シンガポール=谷繭子】シンガポールとマレーシアは14日、両国間のビジネスや公的目的での往来を、8月10日をめどに再開すると発表した。両国は経済・社会的に関係が深いが、新型コロナウイルス対策で3月中旬から国境封鎖が続いていた。

越境通勤の再開は発表されなかった(3月、封鎖で閑散とした国境の道路)=ロイター

両国の外相が合意した。条件などの詳細は再開の日の10日前までに公表する。PCR検査を受ける、相手国では事前に届けた旅程を守るなどの条件で入国が可能になる見通しだ。

飛行機で1時間弱のシンガポール―クアラルンプール間は日帰り出張者も多く、コロナ以前の航空便数の多さでは世界1位(英航空情報会社のOAG調べ)だった。こうした路線も大幅に減便していたが、拡大に向かうとみられる。

相手国に滞在して働く人については、3カ月に1度の帰国を認めることでも合意した。単身赴任者などが、2週間の隔離をせずに帰国できるようになる。

一方で越境通勤について両国は、再開を計画することで合意するにとどまった。封鎖前はマレーシアの南端ジョホール州からバイクなどで国境を越え、シンガポールへ通勤する人が約30万人いた。

これらの労働力をつなぎ留めるため、多くの企業はマレーシア人労働者をシンガポール側に滞在させており、コストも膨らんでいる。

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