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タイの車展示会、感染防止に苦心 販売回復へ新型車

【バンコク=村松洋兵】東南アジア最大級の自動車展示会「バンコク国際モーターショー」が14日、報道公開された。新型コロナウイルスの感染拡大後にタイで大型展示会を開くのは初となる。新車市場は冷え込んでおり、車各社は販売回復の足がかりにしたい考えだ。

当初3月の開幕を予定していたが、タイ政府のコロナ対策で会場の使用が禁止され4カ月遅れとなった。19年は2週間の会期中に160万人が来場した大型イベントなだけに、主催者は感染防止に細心の注意を払う。

入り口には空港で使用される水準の検温装置を設け、タイ政府が開発したアプリによる入退場登録を義務付けた。通路の幅を従来の2倍に広げて混雑を緩和する。来場者が展示車に乗り込む際は手指消毒を毎回求める。

活動制限に伴う消費者の購買力の低下で、タイの新車販売台数は1~5月に4割減に低迷している。車各社は新型車を投入して需要を喚起する。

トヨタ自動車は主力車種「カローラ」で初の多目的スポーツ車(SUV)を展示した。タイで生産し、9日から世界に先駆けて発売した。同社タイ法人の菅田道信社長はコロナ問題に触れ「(自家用車は)安全な空間で家族と時間を過ごせる」と利点を訴える。

マツダも1日に発売した現地生産の小型SUV「CX-3」の新型車を公開した。旧モデルより最低価格を約1割引き下げた。タイ販売会社のチャンチャイ社長は「新モデルの投入などで各社が協力して市場を刺激しないといけない」と語る。

一方、例年出展していた独メルセデス・ベンツと米ハーレーダビッドソンは本社の方針で今回は参加を見送った。

一般公開は15日から26日まで。来場を敬遠する人の需要を取り込むため「バーチャル展示会」も同時開催する。オンラインでカタログを見ながら、チャットで商談できるようにした。

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