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業績ニュース

外食大手7社、3~5月期は6社が最終赤字 コロナ直撃

企業決算
2020/7/14 19:38
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14日までに出そろった外食大手7社の2020年3~5月期の連結決算(ハイデイ日高は単独)は、壱番屋を除く6社が最終赤字だった。新型コロナウイルスの感染拡大で客離れに歯止めがかからない。都心部での感染再拡大で業績はさらに悪化する懸念がある。サイゼリヤは20年8月期通期の業績見通しと配当予想を取り下げた。

「東京都の感染者数増加は逆風で、再びどう社会が変化するか分からない」。サイゼリヤの堀埜一成社長は14日の決算会見で業績見通しと配当予想を取り下げた理由を説明した。同社が14日発表した20年3~5月期の連結決算の最終損益は50億円の赤字(前年同期は19億円の黒字)だった。売上高は前年同期比47%減の211億円。同社の国内店舗の約5割が首都圏にあり、外出自粛の影響を大きく受けた。

同社のアジア事業もコロナの影響で客数が大きく落ち込んだ。足元でも北京と香港では客足の戻りが鈍いという。

しゃぶしゃぶ店「しゃぶ菜」を運営するクリエイト・レストランツ・ホールディングス(クリレスHD)は、21年2月期の連結最終損益(国際会計基準)が69億円の赤字(前期は12億円の黒字)になりそうだと発表した。売上高は24%減の1060億円を見込む。

非常事態宣言の解除で経済活動は正常化に向かっているが、7社の足元の売り上げは回復からほど遠い。「オフィス街などは客の絶対数が減っている」。ドトール・日レスホールディングスの星野正則社長は14日の説明会で話した。同社の6月の既存店売上高は前年同月比33%減だった。一部の企業でテレワークが続いているうえ、寄り道を避ける傾向も強く、駅前のカフェというビジネスは苦戦を強いられている。都心の駅前に店を出すハイデイ日高も同34%減になった。

コロナ下の「新常態」で各社は対応を迫られている。サイゼリヤの堀埜社長は「キッチンを小さくして(感染予防の)スペースをつくり客数は維持する」という。感染源となりかねない釣り銭を減らすため、全メニューの価格を端数がゼロの水準に見直し、クレジットカードの使用も認めた。

クリレスHDは新規出店を一部抑えるほか、21年2月期中に採算の悪い72店を閉店することを決定した。このほか約350億円の短期借り入れを実施し手元資金を確保。リンガーハットも長短の借り入れを実施した。

一方、7社で唯一最終減益にとどまり、黒字を確保したのは壱番屋だ。同社が運営するカレー店「CoCo壱番屋」はそもそも席数が比較的少ないため、持ち帰りにシフト。6月の既存店売上高は15%減にとどまった。フランチャイズ経営が中心で固定費割合が小さいのも奏功した。プレナスの持ち帰り弁当「ほっともっと」も6月の既存店売上高はプラスとなっている。

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