インド新車販売、4~6月は8割減 都市封鎖響く

南西ア・オセアニア
アジアBiz
2020/7/14 17:22
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新型コロナの感染予防のためマスクや手袋を着けて接客(マルチ・スズキの販売店)

新型コロナの感染予防のためマスクや手袋を着けて接客(マルチ・スズキの販売店)

インド自動車工業会(SIAM)が14日まとめた4~6月の新車販売台数は18万5370台と前年同期に比べ80%減だった。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、インド政府が工場や店舗の閉鎖を命じる都市封鎖を実施したことが響いた。SIAMは減税など販売刺激策を政府に求めていくと強調した。

SIAMの統計はメーカーから販売店への出荷ベース。インドの新車販売はコロナ前から前年割れが続いており、SIAMのラジャン・ワデラ会長は「2020年度(20年4月~21年3月)は2年前の半分になるだろう」と述べた。2年前は過去最高の438万台。半減すれば09年度の実績を下回る水準に戻る。ワデラ会長は18年度の水準に戻るには3~4年かかるとの見方を示した。

全体の8割を占める乗用車は78%減、トラックやバスなど商用車は85%減だった。乗用車のメーカー別では、最大手のマルチ・スズキが80%減の6万4976台、2位の韓国・現代自動車が78%減の2万8203台だった。下位メーカーも59~95%減と落ち込んだ。

主要各社は都市封鎖によって3月下旬から工場を停止したが、6月上旬までに生産を再開した。しかし取引先の部品メーカーが稼働できなかったり、出稼ぎ労働者が地元に帰省したため働き手が不足したりして、フル稼働には至っていない。

SIAMは3月分まで月次の販売統計を公表してきたが、印タタ自動車が月販台数の公表を取りやめたこともあり、4月からは統計を出していなかった。今回、タタ自を除いて公表した乗用車の6月の販売台数は50%減だった。

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