はやぶさ2、12月6日帰還へ 豪砂漠にカプセル投下

南西ア・オセアニア
科学&新技術
2020/7/14 16:34
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宇宙航空研究開発機構(JAXA)は14日、小惑星探査機「はやぶさ2」が12月6日に地球に帰還すると発表した。小惑星「りゅうぐう」の石や砂などが入ったカプセルをオーストラリア南部の砂漠に投入する予定だ。太陽系の成り立ちや生命の起源を探るための貴重な手がかりを地上に送り届ける。

カプセルを地球に投下する「はやぶさ2」のイメージ=JAXA、池下章裕氏提供

カプセルを地球に投下する「はやぶさ2」のイメージ=JAXA、池下章裕氏提供

JAXAの山川宏理事長と豪宇宙庁のメーガン・クラーク長官が14日付で共同声明を出した。豪政府はカプセルの投下と回収の計画を審査中で、着陸許可証が出れば計画が確定する。

はやぶさ2の総責任者を務める津田雄一プロジェクトマネージャは記者会見で「はやぶさ2にとって地球帰還は集大成。非常に高い精度が要求されるが、着実にやりたい」と語った。

はやぶさ2は10年に小惑星「イトカワ」の微粒子を地球に持ち帰った初代はやぶさの後継機だ。14年12月に種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げられた。19年2月と7月に小惑星への着陸に成功し、地表や地中の物質をカプセルに採取できたとみられる。

はやぶさ2は地球に向けて飛行を続けており、12月5日か6日にカプセルを地球へ投下する見通し。探査機の本体はカプセル分離後に地球を離れ、宇宙探査を続ける方向で検討されている。

カプセルは大気圏に秒速約12キロメートルで突入した後、高度約10キロメートルでパラシュートを開いて速度を緩め、6日未明に豪州南部ウーメラ地区に着地する計画だ。カプセルが大気圏突入時に明るく光る軌跡や信号を手がかりに回収する。

新型コロナウイルス対策として、回収作業に支障が出ない範囲で人員を縮小する。

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