ライトオン、最終赤字58億円 20年8月期 店舗休業響く
カジュアル衣料のライトオンは14日、2020年8月期の連結最終損益が58億円の赤字(前期は61億円の赤字)になる見通しだと発表した。最終赤字は2期連続。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた店舗の臨時休業や営業時間の短縮が響く。休業した期間の人件費などを特別損失として計上する。年間配当は無配(前期は10円)にする。
これまで業績見通しや配当計画を未定としていた。新型コロナの収束には、しばらく時間を要するとみている。売上高は前期比28%減の535億円、営業損益は39億円の赤字(前期は21億円の赤字)。需要期である5月の大型連休に店舗全体の約9割で休業した。春夏物衣料の在庫消化のために値引き販売を増やし、売上高総利益率が悪化する。
同日発表した19年9月~20年5月期の連結決算は、売上高が前年同期比32%減の391億円、最終損益が33億円の赤字(前年同期は23億円の赤字)だった。