コロナパーティー後に死亡 米、男性「間違いだった」
【ロサンゼルス=共同】新型コロナウイルスに感染して米南部テキサス州の病院で死亡した男性(30)が生前、感染者と同席してウイルスがうつるかどうかなどを試す「コロナパーティー」に参加していたことが分かった。死の間際に「間違いだったようだ」と後悔の念を口にしていたという。米メディアが医師の話として12日までに伝えた。
米国では南部のテキサス、フロリダ州や西部アリゾナ州などを中心に感染拡大が深刻で収束の兆しが見えない。米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、米国の感染者は累計330万人超、死者は約13万5千人でいずれも世界最多。
報道によると、男性は新型コロナウイルスが危険だということを信じず、自分のような若者は「無敵」で感染しないと考えていた。看護師に対し「(新型コロナは)でっち上げだと思っていたが、そうではなかった」と語ったという。
パーティーの開催時期や参加人数などの詳細は明らかにしていない。米メディアによると、同様のパーティーはこれまでにも報じられており、南部アラバマ州では、誰が最初に感染するかを巡って大学生らが金銭を賭けていたとの情報もある。
別の医師はこうしたパーティーについて「危険かつ無責任で、死に至る可能性もある」と指摘し、注意を促した。

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