キリン堂HD、一時14%高 衛生関連伸び上方修正
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2020/7/13 20:54
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13日の東京株式市場でドラッグストアのキリン堂ホールディングス(HD)の株価が大幅続伸した。一時は前週末比368円(14%)高の2909円まで上昇し、2018年7月以来の高値を付けた。前週末の取引終了後に発表した20年3~5月期の連結決算は衛生関連商品が伸び好内容で、買いが集まった。21年2月期通期の業績予想を上方修正したのも好感された。

終値は352円(14%)高の2893円。値上がり率は東証1部の4位で、売買高は36万9700株と前週末の4倍に膨らんだ。

3~5月期の純利益は前年同期比の2.4倍の11億円となり、この期間として過去最高だった。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、マスクやアルコール消毒液などの衛生関連商品が伸びた。薬をまとめて処方する需要が増えたため、調剤の売上高は5%増えた。

店舗業務の効率化も進む。年内にも人工知能(AI)が商品ごとに需要予測し、自動発注するシステムを全店導入。内藤証券の北原奈緒美シニア・アナリストは「業務効率化で利益率改善が期待できる」と話す。

21年2月期の業績見通しも買い材料となった。純利益は前期比21%増の21億円を見込み、従来予想の18億円から修正した。新型コロナ対策商品の需要が夏以降も続くとみている。免税売上高が全体の売上高に占める比率は約2%にとどまる。auカブコム証券の河合達憲チーフストラテジストは「収益をインバウンド(訪日外国人)に頼っておらず、今後も株価上昇が期待できる」と指摘していた。

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