「患者にわいせつ」医師に逆転有罪 東京高裁判決

社会・くらし
2020/7/13 17:41 (2020/7/13 18:46更新)
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手術を終えたばかりの女性患者にわいせつな行為をしたとして、準強制わいせつ罪に問われた医師、関根進被告(44)の控訴審判決が13日、東京高裁であった。朝山芳史裁判長(細田啓介裁判長代読)は無罪とした一審・東京地裁判決を破棄、懲役2年の逆転有罪を言い渡した。弁護側は上告した。

公判では、全身麻酔手術を終えた女性の被害証言と、体の付着物から医師のDNA型が検出されたとする鑑定結果の信用性が争われた。一審の求刑は懲役3年だった。

一審判決は、女性が術後せん妄に陥っていた可能性を指摘し証言の信用性を疑問視。付着物は会話時の唾液の飛沫や、汗の可能性があるとした。

一方、二審・東京高裁は「証言は具体的かつ詳細で、迫真性が高い」とし、知人に送った無料通信アプリの送信履歴の内容とも符合すると指摘。鑑定結果も「証言の信用性を補強する」と判断した。「診察だと信頼していた状況を利用した犯行。反省、謝罪の態度を示しておらず、刑事責任は軽視できない」として実刑判決を言い渡した。

二審判決によると、関根被告は2016年5月、東京都内の病院の病室で、全身麻酔の手術を終えたばかりの女性患者に対し、胸をなめるなどのわいせつな行為をした。

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