元特別検察官「トランプ氏の主張は誤り」 ロシア疑惑

トランプ政権
2020/7/12 15:00
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モラー米元特別検察官はトランプ大統領の選挙陣営とロシアの共謀疑惑について捜査した=AP

モラー米元特別検察官はトランプ大統領の選挙陣営とロシアの共謀疑惑について捜査した=AP

【ワシントン=中村亮】2016年の米大統領選にロシアが介入した疑惑に関連し、トランプ大統領が元側近を捜査した検察の判断を不当だったと主張したことについて元特別検察官は11日、「誤りだ」と反論した。トランプ氏が元側近の刑免除を決めた主要な根拠を否定したものだ。

ロシア疑惑の捜査を指揮したロバート・モラー氏が11日、米紙ワシントン・ポスト(電子版)に寄稿した。

モラー氏は大統領選でのトランプ氏の選挙陣営とロシアの共謀疑惑について「我々は完全かつ正確な情報を得る必要があった」と指摘。トランプ氏が10日に刑免除を決めた元選対顧問のロジャー・ストーン元被告について「主要な捜査対象だった」と指摘し、捜査の正当性を主張した。「彼は今も重犯罪者であり、それは公正な(手続きを経た)ものだ」とも強調した。

ストーン元被告は内部告発サイト「ウィキリークス」の関係者に接触し、大統領選のライバル候補であるヒラリー・クリントン元国務長官に不利な情報が流出すると把握。モラー氏はその情報を不正入手してウィキリークスに提供したのがロシア政府だと断定し、ストーン元被告とロシア政府のつながりに関して捜査を進めた。

一方でトランプ氏は10日、元被告について「ロシア疑惑の被害者だ」と主張し、捜査は不当だと訴えた。モラー氏は捜査の主要テーマであるロシアとの共謀疑惑を立証できず、連邦議会に偽証した罪などで元被告を訴追した。トランプ氏は「ばかげた捜査」が行われなければ元被告が起訴されることはなかったと主張し、刑の免除を決めていた。

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