豪雨被災地の清掃活動本格化 全国の犠牲者68人に

2020/7/12 11:27 (2020/7/12 18:17更新)
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積み重なったがれきなどを片付ける自衛隊員(12日午前8時28分、熊本県人吉市)=共同

積み重なったがれきなどを片付ける自衛隊員(12日午前8時28分、熊本県人吉市)=共同

九州に甚大な被害をもたらした豪雨で、熊本県は12日、新たに八代市で1人の死亡を確認、県内の死者は62人となった。また、判明した死因の内訳も公表。8割の50人が溺死や溺死疑いだった。

全国の豪雨の死者は、熊本県のほか、福岡県2人、静岡、愛媛、長崎、大分両県がそれぞれ1人で計68人。

熊本県によると、死者62人のうち、死因が判明したのは60人。同県球磨村の特別養護老人ホーム「千寿園」で死亡した全14人を含む42人が溺死で、8人が溺死疑い。このほか窒息死疑い6人、圧死2人など。35人が屋内で見つかった。

一方、土砂崩れや浸水被害が相次いだ被災地では、清掃活動が本格化し、行方不明者が出た現場では警察や消防、自衛隊が捜索を続けた。被害が大きかった熊本県人吉市では、自衛隊が粗大ごみの撤去作業を本格化させた。人吉市上青井町では12日、住民によって廃棄された畳や木材、冷蔵庫、テレビなどを運び出した。

住民からは「畳にうじ虫が湧いている」などの声が出ており、自衛隊員は積み上がった畳に薬剤を散布した。現場指揮官は「災害から1週間が過ぎ、ごみの影響が地域で出ている。なるべく早く対象地域の畳を撤去したい」と話した。

国土交通省によると、12県の101河川の氾濫を確認し、全国で少なくとも1550ヘクタールが浸水した。土砂災害は27府県の計282カ所で発生したとしている。

気象庁によると、九州を含む西日本、東日本では同日も局地的に雷を伴う非常に激しい雨が降るとみられる。これまでの大雨で土砂災害の危険度が高まっており、引き続き厳重な警戒が必要だ。〔共同〕

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