香港民主派が予備選開始 立候補禁止の懸念も

香港デモ
習政権
2020/7/11 18:15
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【香港=木原雄士】香港の民主派は11日、9月の立法会(議会)選挙に向け候補者を絞り込む予備選を始めた。12日まで実施し、13日に結果を発表する。香港警察が10日、投票システムを運営する民間団体を捜索した影響で、11日の投票開始は予定より3時間遅れた。

11日、香港で民主派の予備選投票に並ぶ人たち=ロイター

11日、香港で民主派の予備選投票に並ぶ人たち=ロイター

警察は捜索について予備選とは関係ないという趣旨の説明をしているが、民主派は「予備選に参加させないための脅しだ」と反発している。

予備選は香港内に約250の投票所を設けて大規模に実施した。民主活動家の黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏ら50人程度の候補者を30人ほどに絞り込む方針だ。主催者によると、11日は午後6時までに13万7千人が投票した。

ただ予備選は民主派内の候補者調整にすぎない。予備選で勝っても選挙管理委員会が立候補を認めない可能性がある。親中派の一部は立法会の過半数をめざす民主派の戦略そのものが香港国家安全維持法に違反する可能性があると主張し始めた。

立法会選に立候補を表明していた活動家の羅冠聡(ネイサン・ロー)氏は「身の危険にさらされている」として香港を離れ、選挙戦から離脱した。民主派を取り巻く環境は厳しさを増している。

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