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アマゾン、「TikTok」削除指示を撤回 社内向けで混乱

(更新)

【シリコンバレー=白石武志】米アマゾン・ドット・コムは10日、中国系の人気動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」をセキュリティー上のリスクを理由に削除するよう従業員にメールで指示した。ただ指示内容が米メディアで報じられると、同社は同日午後「メールは誤って送った」と撤回する声明を出した。

アマゾンは声明で「一部の従業員にあてた今朝のメールは誤って送られた」と説明した。「ティックトックに関する我々の社内規定に今のところ変更はない」とも述べており、今後、なんらかの変更を加える可能性については含みを持たせた。

ティックトックは中国の北京字節跳動科技(バイトダンス)の米子会社が運営しており、利用者のデータが中国政府に渡っているのではないかとの懸念も米国内で出ている。ポンペオ米国務長官も6日のインタビューで、米国内での利用禁止を検討していると述べた。

アマゾンは6月、新型コロナウイルスに関する電子書籍の配信を停止し、検閲との批判が強まると「誤って」削除したと弁明した。今回も社内への指示が外部に漏れて騒ぎが大きくなり、火消しを迫られたもようだ。ティックトックの広報担当者はアマゾンから事前連絡はなかったとして「我々はまだ彼らの懸念を理解していないが、対話は歓迎する」と述べた。

米調査会社ワラルーメディアの推計によると、ティックトックの月間利用者数は6月時点で世界で8億人。米国では6500万人が利用中とされる。インド政府は6月29日、ティックトックなど中国系を中心に約60のアプリの利用を禁止すると発表した。ティックトックの広報担当者は「中国政府にユーザーデータを提供したことはないし、求められたとしてもそうすることは決してない」としている。

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