WTO新事務局長、11月までの選出目指す 候補8人

貿易摩擦
2020/7/11 4:39
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【ジュネーブ=細川倫太郎】世界貿易機関(WTO)の一般理事会のウオーカー議長は10日、次期事務局長の選考プロセスを発表し、11月上旬までに選出を目指す意向を示した。8人が立候補した選挙戦は混戦が必至で、今後、主要国の多数派工作が本格化する。

事務局長選は混戦が予想される(スイス・ジュネーブのWTO本部)=ロイター

立候補受け付けは8日に締め切られた。次のステップとなる選挙運動期間は通常3カ月間を確保するが、ウオーカー氏は加盟国と協議した結果、今回は1カ月間短縮して9月7日までとすることで合意した。その後、加盟国と話し合いながら誰が最も支持が高いかを精査し、1人に絞り込んでいく。ウオーカー氏はこの作業は2カ月以内にすると加盟国に伝えた。

WTOの意思決定は全会一致形式を採用し、合意形成を重視するため原則、投票はしない。先進国や途上国の利害などが複雑に絡み合い、選出は難航が予想される。当初から現職のロベルト・アゼベド事務局長が退任する8月末までに決めるのは難しいとの声は多く、9月以降は4人いる事務局次長のうち、1人が事務局長代行を務めることになる。

15~17日の一般理事会では8人の候補者が加盟国向けに演説し、質疑に応じる。アフリカ諸国はWTO史上初となるアフリカ出身の事務局長の誕生を目指している。事務局長の任期は4年間。

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