ダイトが中期計画 抗がん剤育成、後発薬飽和に備え

北陸
富山
2020/7/10 18:13
保存
共有
印刷
その他

医薬品製造のダイトは10日、2023年5月期を最終年度とする3カ年の中期経営計画を発表した。抗がん剤やリウマチ薬に力を入れ、連結売上高を20年5月期比18%増の530億円にする。主力の後発薬は国が目標としてきた使用割合80%に近づいている。「(普及に向けた)国の後押しはほとんどなくなる」(大津賀保信社長)と想定して新分野を育てる。

21年5月期の研究開発費は前期比5割増やす(高薬理R&Dセンター、富山市)

同社は少量でも人体に強い薬効を与える高薬理活性物質を含む抗がん剤などを生産している。21年5月期は研究開発費を21億円と前期比5割増やす予定で、高薬理分野を開発する。米国や中国を中心に海外市場も開拓する。

21年5月期の売上高は6%増の475億円、純利益は14%減の34億円を見込む。富山市の本社敷地内に設けた第8製剤棟の新ラインの減価償却費などが響く。新型コロナウイルスの影響は織りこまなかった。大津賀社長は「受診控えで医薬品の使用量が減ることもあり得る」と話す。

設備投資は69%増の65億円を予定する。20年末に完成予定の高薬理活性製剤の設備追加や包装設備の増強にあてる。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]