岐阜の孤立はすべて解消 避難続ける住民も

2020/7/10 17:41
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豪雨に見舞われた岐阜県では10日も復旧作業が続き、県などによると、高山市と下呂市の孤立状態は同日朝までにすべて解消された。両市では大雨による土砂崩れや冠水の影響で道が寸断され、9日夜時点で計約240世帯、計約680人が孤立していた。

岐阜県高山市の道路で、重機を使い倒木や土砂を片付けている(10日午前)=共同

県のまとめでは、10日午後1時時点で両市を含む11市町の計252棟で床上・床下浸水した。下呂市によると同日夕には市内の12世帯17人が避難していたという。

高山市朝日町西洞地区は9日に孤立が解消。無職の奥原一子さん(86)は持病がある夫の体調急変が心配だったといい「孤立が解消し、ようやくいつでも病院に行ける」と胸をなで下ろす。

ただ、地区には道路が崩壊した場所もある。農家の中野一光さん(66)は、自宅前の道路が氾濫した川にえぐられ、車で畑に向かえず野菜の出荷ができなくなった。「こんなことになるなんて」と肩を落とした。

下呂市萩原町の避難所には、依然数人が身を寄せる。今後も雨予報が続くため、男性会社員(49)は「長期避難も覚悟している」と険しい表情を浮かべた。

自宅に土砂が押し寄せ親戚宅に避難する同市小坂町長瀬地区の無職、山下信義さん(83)は「いつ元通りになるのか」とつぶやいた。

〔共同〕

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