黒川前検事長ら不起訴 賭博行為「娯楽の延長線」

社会・くらし
2020/7/10 17:16 (2020/7/10 20:26更新)
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黒川弘務・前東京高検検事長=共同

黒川弘務・前東京高検検事長=共同

東京高検の黒川弘務前検事長(63)が新聞記者らと賭けマージャンをした問題で、東京地検は10日、常習賭博などの疑いで刑事告発された黒川前検事長、産経新聞社の記者2人と朝日新聞社の社員の計4人について不起訴処分とした。

黒川前検事長ら4人は常習賭博、賭博、贈収賄の疑いで告発された。地検は賭博容疑は起訴猶予、常習賭博容疑は犯罪が成立せず、贈収賄容疑は嫌疑なしと判断した。

地検によると、黒川前検事長ら4人は任意の事情聴取に対し、いずれも賭博行為を認めた。不起訴とした理由については「賭けられた金額は多額ではなく、娯楽の延長線上だった。(黒川前検事長は)辞職し、報道機関の社員らも社内処分を受けた」と説明した。

地検などによると、黒川前検事長は4月13日と20日、5月1日と13日の計4回、記者の自宅で記者ら3人と1千点を100円に換算する「点ピン」と呼ばれるレートで賭けマージャンをしたとされる。それぞれ1万~2万円程度の現金のやりとりがあったという。

賭けマージャンは約3年前から同様のメンバーで繰り返され、月1、2回程度の頻度だった。

黒川前検事長は新型コロナウイルスの緊急事態宣言期間中に賭けマージャンをしたことを報じられ、法務省が5月21日、内規上の訓告処分とし、翌22日に辞職した。弁護士や市民団体が東京地検に刑事告発した。

朝日新聞社広報部は10日、「本社員の行いは極めて不適切でした。皆様の信頼を損ねたことを改めておわびします」とコメントした。産経新聞社広報部は「記者倫理や行動規範を徹底させ、信頼回復に努める」とコメントした。

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