西日本から東北、激しい雨の恐れ 河川氾濫に警戒

2020/7/10 9:51 (2020/7/11 5:17更新)
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豪雨の被害を受けた大分県日田市の天ケ瀬温泉。玖珠川の増水で流された橋の鉄骨が残る(10日午前)=共同

豪雨の被害を受けた大分県日田市の天ケ瀬温泉。玖珠川の増水で流された橋の鉄骨が残る(10日午前)=共同

梅雨前線の影響で西日本から東北は11日にかけて局地的に雷を伴った1時間に50~80ミリの非常に激しい雨が降る恐れがある。記録的大雨で地盤が緩んだ地域が多く、気象庁は10日、土砂災害や河川の氾濫に厳重な警戒を呼び掛けた。

九州を中心に大きな被害をもたらした豪雨は、4日に熊本、鹿児島両県に大雨特別警報が発表されてから11日で1週間になる。死者は63人、行方不明は16人。住宅被害は1万2千棟以上が確認され、さらに増加が見込まれる。

各県によると、10日時点で判明している住宅被害は▽熊本県6303棟▽福岡県4881棟▽鹿児島県430棟。総務省消防庁によると、岐阜県や大分県などでも多くの被害が出ている。

国土交通省によると93河川が氾濫した。10日午後2時時点で熊本や鹿児島など25県で計225件の土砂災害を確認した。31国道63区間で通行止めとなっている。

内閣府によると、10日午前7時時点で熊本県や福岡県など避難者はなお約3600人いる。総務省消防庁によると、同日午後2時時点で10万7千世帯の24万5千人に避難指示が出ている。熊本県などで270世帯が孤立状況となっている。

気象庁によると、梅雨前線は東シナ海から対馬海峡を経て東北に延び、低気圧が発達しながら朝鮮半島付近から日本海を進んでいる。前線や低気圧に暖かく湿った空気が流れ込み、前線活動が活発な状態が続く。

12日午後6時までの48時間予想雨量は多い所で東海、九州北部250~350ミリ、四国、九州南部200~300ミリ、関東甲信、北陸、近畿150~200ミリ、東北120~200ミリ、中国80~130ミリ。

流出した土砂が残る、岐阜県高山市朝日町西洞地区の道路(10日午前)=共同

流出した土砂が残る、岐阜県高山市朝日町西洞地区の道路(10日午前)=共同

熊本県津奈木町の行方不明者捜索現場でバケツリレーで土砂を運ぶ警察官(10日午前)=共同

熊本県津奈木町の行方不明者捜索現場でバケツリレーで土砂を運ぶ警察官(10日午前)=共同

豪雨で被害を受けた大分県日田市の天ケ瀬温泉で、建物内からごみを運び出す女性(10日午前)=共同

豪雨で被害を受けた大分県日田市の天ケ瀬温泉で、建物内からごみを運び出す女性(10日午前)=共同

豪雨で被害を受けた熊本県人吉市で始まったボランティアの受付で機器(左)を使って検温する女性(10日午前)=共同

豪雨で被害を受けた熊本県人吉市で始まったボランティアの受付で機器(左)を使って検温する女性(10日午前)=共同

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