オラクル、顧客のサーバーでクラウドサービス提供

科学&新技術
BP速報
2020/7/10 11:14
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日経クロステック

米オラクルは8日(現地時間)、同社のクラウドサービスを顧客のオンプレミス(自社サーバー)環境で提供する「Oracle Dedicated Region Cloud@Customer(オラクル・デディケーテッド・リージョン・クラウド・アット・カスタマー)」を発表した。

同社のハードとソフト、運用保守を一体提供するサービスで、価格は月額50万ドル(約5300万円)から。野村総合研究所(NRI)が採用を発表しており、まず同社の金融業向けソフトウエアを移行する計画である。

同サービスは、オラクルの自律型データベース「Oracle Autonomous Database(オラクル・オートノマス・データベース)」やアプリケーション「Oracle SaaS Applications(オラクル・サース・アプリケーションズ)」など同社のクラウドサービスと同じものを顧客のデータセンター内で利用可能にする。運用はオラクルが遠隔から担い、サービス品質保証(SLA)も同等だという。

従来のクラウドとの違いの1つは、顧客データセンターに設置するマシンの能力を見積もる必要があること。米オラクルのクラウド担当副社長のビナイ・クマール氏は「どれくらいの規模から始めて将来どこまで拡張しそうかなどを顧客と相談して決める。今後はオラクルが利用状況をトラッキングし、自ら構築規模を提案していくことも視野に入れる」と話す。

想定ユーザーとして、クマール氏は以下の3つを挙げる。NRIのような規制の厳しい金融サービス、通信事業者など大規模な顧客基盤を持つ大手サービスプロバイダー、パブリッククラウドのリージョン(サービス拠点)がない国の政府機関。「既にオマーン政府が利用を表明している」(クマール氏)という。

(日経クロステック/日経コンピュータ 森山徹)

[日経クロステック 2020年7月9日掲載]

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