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ボーア上げ潮 Gを見返す特大決勝弾

2020/7/9 23:14
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7回阪神無死一塁、ボーアが右中間に先制2ランを放つ=共同

7回阪神無死一塁、ボーアが右中間に先制2ランを放つ=共同

開幕から暗闇を漂い続けた阪神に、ようやく光が差し込んできた。けん引役は新外国人のボーアだ。5日の広島戦での満塁本塁打に続く2試合連続の決勝アーチ。本拠地開幕戦で広い甲子園の中堅右に特大の一発をたたき込み、チームを今季初の3連勝に導いた。

【9日のプロ野球 結果と戦評】

七回、好投を続ける巨人・メルセデスの甘いスライダーを逃さなかった。極端に右に寄った相手のシフトをあざ笑うかのように、打球は巨人野手陣のはるか頭上を越えていった。

0-0の均衡を破る、飛距離も価値も特大の2ラン。最近5試合でも3発と、米大リーグ通算92本塁打の片りんをようやくのぞかせつつある。

開幕前の練習試合で3試合連続本塁打を放ち、「バースの再来」とまで騒がれた。ところが、巨人との開幕カード3連戦で12打数無安打。再三の好機をつぶし、チームは3連敗を喫した。苦汁をなめさせられた巨人に、あの時とは違う姿をみせることができた。

「相手もボーアを研究するけど、ボーアも慣れてくると相手投手の傾向が分かってくるからね」と矢野監督。徐々に日本野球へ適応する兆しを見せる主砲に目を細める。

10日からは観客が入る。ボーアはヒーローインタビューで「これからみなさんと一緒にプレーできることがうれしい」とあいさつした。一塁手としての守りは危うく、初回は二塁に悪送球。二回にも強烈な当たりを捕球できず、2失策を記録した。これでは甲子園のファンのため息を誘うことになりそうだが、持ち前のパワーはやはり魅力的。まだまだ5つもある借金の完済へ、その打棒はカギを握る。(田村城)

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