リニア準備工事、再開容認を 国交省が静岡県に要請

2020/7/9 21:15
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静岡県の川勝知事とJR東海の金子社長の会談は平行線に終わった(6月26日=代表撮影)

静岡県の川勝知事とJR東海の金子社長の会談は平行線に終わった(6月26日=代表撮影)

国土交通省は9日、静岡県にリニア中央新幹線の準備工事の再開を容認するよう要請した。事業主体のJR東海に対しては、国の有識者会議での環境評価などの議論が終わるまでトンネル本体の掘削工事に着手しないことを求めた。静岡工区の遅れで2027年の開業予定の延期が不可避となっている状況の打開をはかりたい考えだ。

県はリニアの整備が水資源に与える影響を懸念し、トンネル掘削の前段の土地整備や木の伐採といった準備工事さえ拒んでいる。工事を急ぎたいJR東海の再三の要望も取り合っていない。

国交省は9日、環境への影響が軽微と認められる範囲内での準備工事の再開容認を提案した。7月中の早い時期に必要な手続きを進めるよう促した。国交省の藤田耕三事務次官が10日に県庁を訪れ、川勝平太知事に直接説明する見通しだ。

静岡県内の準備工事を巡っては、6月26日の川勝知事とJR東海の金子慎社長の会談が平行線のまま終わった。その後、JR側は条件を確認する質問状を2度にわたって送ったが、再開は認められていない。

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