非情の雨、復旧阻む 道路脇に泥だらけの家具

熊本
大分
2020/7/9 18:53
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豪雨で被害を受けた熊本県人吉市の住宅から泥を運び出す高校生ボランティア(9日午後0時12分)=共同

豪雨で被害を受けた熊本県人吉市の住宅から泥を運び出す高校生ボランティア(9日午後0時12分)=共同

豪雨に見舞われた熊本県や大分県では9日、再び非情な雨が降りしきり、清掃や行方不明者の捜索を阻んだ。悪天候が続き復旧作業は滞りがちで、道路脇には泥まみれのいすやテーブル、ごみ袋が積まれたまま。駆け付けた高校生ボランティアも住民らと一緒に汗と泥にまみれた。

甚大な被害に見舞われた熊本県人吉市の市街地では、断続的に雨が降り、時おり雷鳴も響く中、住民らが建物に流れ込んだ土砂や水没した家財道具の片付けをした。泥でいっぱいになったバケツを運んでいたボランティアの高校3年、藤川開史さん(17)=多良木町=は「自分で進んで取り組んでいる。(悪天候も)覚悟の上です」と疲れを見せなかった。

浸水した大分県由布市の湯平温泉でも午前中は一時晴れ間も見えたが、急に雨が降りだし雷が鳴り響いた。消防団の呼び掛けに応じ、住民らが温泉街の石畳の坂道を慌ただしく車で避難。避難先から帰宅していた人も再び避難準備に追われた。

土砂崩れが発生し、男女2人が行方不明となっている熊本県津奈木町では、自衛隊や警察が重機やシャベルで土砂を掘り起こして捜索を続け、傘を差した住民らが心配そうに見守った。雨で作業の中断を余儀なくされる場面もあった。〔共同〕

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