日中韓でオンライン書道展 京都・壬生寺で揮毫式

文化往来
2020/7/16 2:00
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壬生寺で行われたオンライン揮毫式で筆を振るう尾崎蒼石氏(3日、京都市)

壬生寺で行われたオンライン揮毫式で筆を振るう尾崎蒼石氏(3日、京都市)

東アジアの共通文化である「書」を通して新型コロナウイルス禍に見舞われた人々に応援メッセージを送り、文化交流によって共に難局を乗り切ろうと「中日韓著名書家オンライン書道展――青山一道 同担風雨」がネット上で開催されている。中国人民対外友好協会、日本中国文化交流協会、韓日文化交流会議などの主催。3カ国の書家約100人がネットで作品を公開する。日本からは約30人が参加している。

3日、3カ国をオンラインで結んで開幕式と参加書家による揮毫(きごう)式が行われた。日本側の会場となったのは京都市の壬生寺。冒頭、中国人民対外友好協会の林松添会長が「我々はウイルスの前では運命共同体。団結、協力こそが打ち勝つ唯一の手段だ」とあいさつ。続いて日本中国文化交流協会顧問の松浦俊海・壬生寺貫主が「この展覧会は闇夜を照らす一筋の光のようだ。文化を通じて人々の心を大いに励ますことができる」との期待を述べた。

杭迫柏樹氏は「世代友好 共創未来」と揮毫した

杭迫柏樹氏は「世代友好 共創未来」と揮毫した

揮毫式には日本からは日本書芸院名誉顧問の杭迫柏樹氏と日本篆刻(てんこく)協会会長の尾崎蒼石氏が参加。杭迫氏は「世代友好、共創未来」と筆を振るい、中国側、韓国側にモニター画面越しに公開した。尾崎氏が書したのは「山川異域、風月同天(国は異なるが天は同じ)」。奈良時代に天武天皇の孫、長屋王が唐に送った袈裟(けさ)にししゅうされた漢詩で、鑑真が渡日を決意したきっかけになったとされる。2月、コロナ禍で苦しむ中国へ日本から送った支援物資にも記され、中国で話題になったという。

展覧会は9月中旬まで。日本中国文化交流協会のホームページ(http://www.nicchubunka1956.jp/)を通じてアクセスできる。

(竹内義治)

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